Field Etiquette

フィールドでのエチケット

野生のトラウトが棲むフィールドは、100年以上にわたってフライアングラーたちに親しまれ、多くの団体によって大切に守られてきました。

これから野生のトラウトを相手に渓流ベイトフィネスを始めようという方には、私たち全員が敬意を持って守るべき、絶対的なルールとエチケットがあります。

フライアングラーとフィールドを共有し、お互いの釣り方を理解し尊重し合うこと。それが、渓流ベイトフィネスがあらゆるスタイルのアングラーに受け入れられ、楽しまれるために欠かせません。

「割り込み禁止」
アングラーにはそれぞれ、その日のペースと計画があります。

すでに釣りをしているアングラーの前に入り、その方向へ向かって釣り始めることは絶対にやめましょう。
別の区間へ車で移動して、自分の場所を見つけるのが一番です。

人気のフィールドは混み合っていますし、テンポの速いベイトフィネスの釣りでは、フライアングラーに追いついてしまうことがしょっちゅうあります。そんなときは敬意を払って大きく迂回し、十分に距離を取ったところから自分の区間を始めなければなりません。

サーフィンの「ドロップイン禁止」ルールと同じで、これはモラルの問題です。

迂回するときは、川岸沿いを歩くのは避けましょう。岸際を歩いて水面に影を落とせば、魚を驚かせて口を使わなくさせるだけです。

No drop-in

「音」
野生のトラウトを追うアングラーの多くが求めているのは自然の音だけで、それこそがバックカントリーで過ごす醍醐味です。

自然の中に響く大きな人の声は、心地よいものではありません。周りの人にとっては、ただの迷惑です。

大型の野生魚は、遠く離れていても人の声の振動を簡単に感じ取ります。それは彼らの本能の一部です。

良型の野生魚は、私たちが想像するよりもずっと遠くから人の足音を感じ取るので、キャストするとき以外は水辺から離れておくのが得策です。

走り去る魚の姿が見えるのは、ほんの一部にすぎません。それよりはるかに多くの魚が、私たちには見えない距離で逃げ、口を閉ざしてしまっています。

釣りを終えた帰り道も同じです。魚へのストレスを最小限に抑えられますし、後からその区間に入るかもしれない他のアングラーへの敬意にもなります。

野生のフィールドに余計なプレッシャーをかけても、将来のためにも、次の釣行のためにも、何ひとついいことはありません。

気配を消し、自然に溶け込むこと。それが釣果への鍵です。

「ペース」
フライのキャストには時間がかかり、フライを流すのにも時間がかかります。それこそがフライフィッシングの芸術であり、唯一無二のかっこよさです。

渓流ベイトフィネスはずっと速いテンポで川を探っていけますが、そのぶん魚に与えるストレスも大きくなります。

釣り過ぎれば、フィールドはあっという間に荒れ、魚の行動も変わってしまいます。バスフィッシングではよくあることです。

繊細でもろい野生のトラウトは、思いやりを持って接するべき自然の宝です。

「その地域のルールに従う」
フィールドによっては、「キャッチ&リリース限定」「フライ専用」「シングルバーブレスフック限定」、季節ごとの禁漁など、さまざまな規則が設けられています。

これらのルールは、その土地の環境や個別の事情に合わせて定められたもので、次の世代のためにフィールドをできるだけ健全な状態に保つうえで、とても大切なものです。

半径10マイル以内に誰もいないような奥深いバックカントリーであっても、ルールはルールです。ルールを破るくらいなら、誰かが捨てたゴミを拾うほうが、よっぽど徳を積めます。

渓流ベイトフィネスが楽しく、ワクワクするのは、健全なフィールドと、賢くて質の高い魚がいてこそです。

最初にそのフィールドを見出したフライアングラーたち、そして美しい野生の生き物たちは、敬意と安らぎを受けるにふさわしい存在です。

平和な共存こそが、渓流ベイトフィネスの未来です。

私たちも、自分たちにできることをやっていきます :D

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